菅義偉内閣総理大臣の電撃辞任で
混沌としてきた総裁選ですが、ここにきて
河野太郎大臣が正式に出馬表明し注目を集めています。
政界では河野太郎さんを「異端児」と評する声も多く、
日本の政治を大胆に改革できる突破力に期待が高まります。
そこで河野太郎大臣の華やかな家系図についてや、
日本を代表する政治家の家系を簡単に紹介していきます。
目次
河野太郎の家族を家系図で解説!政治家は誰?
河野太郎大臣の家系図を見ると大物政治家ばかりです。
祖父・河野一郎
祖父の河野一郎さんは副総理を務めた政界の実力者です。
さらに河野一郎さんは、
日本自由党の幹事長や総務会長を歴任するなど、
まさに日本政治の中枢を担ってきました。
地元である神奈川県で絶対的な影響力を発揮し、
神奈川県は不動の「河野王国」と呼ばれていたほどですね。
叔祖父・河野謙三
そして河野一郎さんの弟の河野謙三さんは、
参議院議長を務めていて、
兄弟とも政界に絶大な影響力を持っていました。
父親・河野洋平
河野太郎大臣の父親である
河野洋平さんも自民党の要職を歴任し、
2003~2009年まで衆議院議長を務めています。
衆議院議長として歴代最長の期間を務めていたのも、
衆議院議長として中立の立場を維持してきたからこそです。
河野洋平さんは自民党所属という立場ながら、
衆議院議長として与野党関係なく、
中立の立場を貫いたと思っています。
河野洋平さんも自民党総裁や内閣官房長官などの要職を歴任していますが、
総裁だった時期は自民党は野党だったので、
総理大臣には就任できませんでした。
父親は「河野談話」で有名
また河野洋平さんといえば「河野談話」が有名で、
1993年の宮沢内閣で官房長官だったときに
慰安婦問題について談話を発表しました。
「河野談話」で従軍慰安婦の方々におわびを述べていますが、
この「河野談話」については賛否両論あります。
肝移植
河野洋平さんは重度の肝機能障害を患っていたので、
2002年に息子の河野太郎大臣が
肝臓ドナーとして生体肝移植手術を受けました。
移植を受けた河野洋平さんは
議員引退後も元気に過ごしており、
ドナーになった河野太郎大臣は父親が元気なのは何より嬉しいと思います。
河野太郎の家族を家系図で解説!母方の曽祖父が伊藤忠商事の創業者
河野太郎大臣の家系は政治家が多いのも大きな特徴ですが、
政治家だけでなく実業家も大物ばかりで圧巻です。
母方の曽祖父は伊藤忠商事と丸紅の創業者
河野太郎大臣の母方の曽祖父の伊藤忠兵衛さんは、
誰もが知る大企業の伊藤忠商事と丸紅の創業者ですね。
繊維、機械、金属、エネルギー、化学品、食料、住生活、情報、金融の各分野において幅広いビジネスをグローバルに展開する大手総合商社
芙蓉グループの大手総合商社。総合商社としての各種物品の売買及び貿易業を展開。
もし自分の家系に伊藤忠商事の創業者がいると考えただけで、
とても誇らしいのと同時に自分への重圧も感じます。
伊藤忠兵衛さんは父親が創業した呉服店の伊藤本店を引き継ぎ、
伊藤忠商事と丸紅を「日本五大商社」へと成長させました。
さらに教育分野では、
「徳育・体育・知育」のバランスが取れた教育を目指し、
財団法人甲南学園理事としても尽力されました。
母方の祖父は東洋紡会長、弟は日本端子株式会社の社長
河野洋平さんの祖父の伊藤恭一さんは
東洋紡会長を歴任しています。
河野太郎大臣の弟の河野二郎さんも
日本端子株式会社の社長を務めています。
河野二郎さんが社長を務める日本端子株式会社は、
1960年に創業され、端子やコネクタを製造している会社になります。
従業員は440名ほどで北京や香港にも関連会社があり、
グローバルに展開していて将来の成長が期待できますね。
まさに河野太郎大臣の家系図を見ると、
「名家」で間違いありませんが、
家系図を見ると総理大臣がいないのが不思議なくらいです。
逆に言えば政治家として申し分ない実力があったとしても、
総理大臣になれるかは運もあるんだなと思います。
今回の自民党総裁選で河野太郎大臣が新総裁に就任すれば、
ついに河野家の長年の悲願ともいえる総理大臣が誕生します。
河野太郎の生い立ちや経歴
慶應義塾大学を2ヶ月で退学
河野太郎大臣は1963年1月10日に誕生。
中学から慶應に通い、そのまま高校・大学へ。
しかし、河野太郎大臣は慶應義塾大学を2ヶ月で退学後にアメリカに渡米。
サマースクールに通った後にジョージタウン大学に入学しています。
河野太郎大臣の誕生日である1月10日は
慶應義塾大学を作った福沢諭吉さんと同じ誕生日で、
大学時代は「俺の誕生日だからみんな休みなんだぜ」と話していたそうです。
学生時代の河野太郎大臣は神奈川県平塚市出身ということで、
箱根駅伝の中継点が平塚にあることもあり、
箱根駅伝を走ることを目標にしていました。
しかし在籍していた慶應義塾大学が
箱根駅伝に出場できるかわからなかったので、
箱根駅伝で走る目標を断念し、アメリカへ渡米しています。
政治家になるまでの道のり
アメリカから帰国後は富士ゼロックスに入社し、
富士ゼロックスではシンガポールで
2年間駐在していた経験もあります。
富士ゼロックスを辞めてからは
地元の自動車部品を作る会社に転職し、
「1個何銭」の部品を何億個も作る仕事に従事しています。
そして33歳のとき衆議院選挙に神奈川15区から出馬し初当選を果たし、
2002年に第一次小泉内閣で総務大臣政務官に就任します。
河野太郎の歴代職務
2004~2007年まで第九代自民党神奈川県連会長を務め、
2005年に第三次小泉内閣で法務副大臣に就任しています。
2015年の第三次安倍内閣で、
行政改革担当・国家公務員制度担当・内閣府特命担当大臣に就任し、
安倍政権では2017年に外務大臣も歴任しています。
2019年には安倍内閣で防衛大臣を務めた後は、
菅内閣でも行政改革担当大臣や
新型コロナウイルス感染症ワクチン接種担当を務めています。
河野太郎の性格は?
河野太郎大臣は合理主義者で
納得行かないことにはハッキリと意見を述べ、
「小さな政府と大きな年金」が持論です。
また反原発を唱え、
女系天皇容認論も検討すべきと発言していますが、
総裁選出馬表明後は反原発の考えが変わったのではとの声もあります。
圧倒的な突破力と実行力は
政治家の中でも群を抜いている一方で、
ハッキリものを言い過ぎて物議を醸すことも多いですね。
物議を醸すことも多い河野太郎大臣ですが、
SNSを活用し、若者にも政治への興味を持ってもらうなど
精力的に活動しています。
今までの総理大臣にはない型破りな総理大臣が誕生したなら、
間違いなく日本の政治は大きく変わると確信しています。
まとめ
河野太郎大臣の家系は大物政治家ばかりですが、
河野家の悲願といえる総理大臣になれるチャンスが巡ってきました。
満を持して総裁選に出馬表明した河野太郎大臣は、
自身が所属する麻生派の支持をどこまで広げられるかがポイントです。
河野太郎大臣の突破力と実行力で総理大臣として日本をリードし、
全国民が豊かな生活を送れるよう尽力してほしいですね。
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