元サッカー日本代表のゴールキーパー、
本並健治さん。
現在はサッカー解説等の仕事の他、
夫婦でバラエティ番組に出演しています。
歳を重ねてもお若い本並健治さんですが、
現役時代にとんでもない事件が。
「本並健治は若い頃、腎臓破裂していた?」
「本並健治は腎臓破裂しても試合を継続していた?」
この記事では、本並健治さんが若い頃に、
腎臓破裂していたという事や、
手術やその後のスピード回復について、
紹介していきたいと思います。
是非、最後までご覧ください!
目次
本並健治は若い頃に腎臓破裂してた!原因は?
本並健治さんといえば、「浪速のイタリアーノ」
という愛称で親しまれている人気サッカー選手。
ガンバ大阪やヴェルディ川崎で、
守護神として活躍してきました。
そんな本並健治さんは若い頃に、
とても大きな怪我をしていたのです。
まずはプロフィールを見ていきましょう。
本並健治のプロフィール
- 名前:本並健治(ほんなみ けんじ)
- 生年月日:1964年6月23日
- 出身地:大阪府 枚方市
- 血液型:B型
- 身長:186cm
- 趣味:クルマ(ドライブ)
本並健治さんは小学生時代は野球漬けの毎日でした。
サッカーをし始めたのは中学3年生のころ、
友人に誘われてサッカー部に入り、
それ以降はゴールキーパー(GK)として活躍しました。
サッカーの名門である清風高校に進学したあと、
GKとしてあっという間に大阪で有名になりました。
大阪商業大学を卒業後、松下電器産業へ入社し、
社内サッカー部(ガンバ大阪の全身チーム)に入団。
午前は仕事、午後はサッカーの日々が続き、
1993年にJリーグ開幕を迎えました。
大怪我は1993年7月に起こりました。
腎臓破裂の大怪我
サッカーは見ている以上に、
選手同士のぶつかり合いが激しく、
サッカー選手に怪我はつきもの。
本並健治さんは試合中、
腎臓破裂の大怪我をしていました。
腎臓破裂は、バイクや自動車事故などで、
体を外部に激しく打ち付ける事で
発生することがあるそうです。
本並健治さんが、腎臓破裂の大怪我を負ったのは、
1993年7月7日に行われた、
ガンバ大阪VSサンフレッチェ広島戦でした。
試合後半戦、終了直前に、
サンフレッチェ広島のコーナーキックが発生。
本並健治さんがボールキャッチにいった際に、
サンフレッチェ広島の田口禎則選手と
激しく衝突してしまいます。
田口禎則選手の足が、
本並健治さんの腹部を蹴ってしまい、
それが原因で腎臓破裂の大怪我を負ってしまったのです。
後に広島側が映像を確認し、不可抗力の事故と報告されたとのことです。
当時、大怪我したあとも本並健治さんは試合を続けていました。
本並健治は腎臓破裂しても試合を継続してた!動画はある?
選手同士の衝突で、腹部に大打撃を負った本並健治さん。
その後一体どうなったのでしょうか。
試合続行
本並健治さんは、接触後、苦痛そうな表情を見せていましたが、
交代せずに、そのままプレーを続行したのです。
この時、試合は3対3の同点。
当時のJリーグでは「引き分け」がなく、
同点の場合は延長サドンデスを行う、
というルールになっていました。
さらにスコアが動かない場合は、
PK選で勝敗を決めていました。
試合は同点のまま延長戦に突入。
延長線前半、開始直後に、
サンフレッチェ広島がゴールを決めたので
すぐに試合は終了しました。
試合後
本並健治さんは試合終了後、
すぐに病院に搬送され、腎臓破裂と診断。
そのまま緊急手術を受けることになりました。
本並健治さん所属のガンバ大阪は負けてしまいましたが、
延長戦すぐに敗退した事は、実は幸運だったようです。
というのも、本並健治さんの担当医師からは、
「仮に延長戦が長引いていたら、助からなかっただろう」
と言われたからです。
この医師の言葉から分かるように、
命に関わる、とんでもない大怪我だったのですね。
本並健治さん、想像つかない程の苦痛だったと思いますが、
それでもベンチに下がることなく試合続行を選ぶという、
プロ根性を見せています。
後にサンフレッチェ広島側が映像で確認したところ、
不可抗力と事故として報告されました。
この事故は当時、大きなニュースとして報道。
この試合に関する動画を探してみましたが、
残念ながら見当たりませんでした。
本並健治の腎臓は4分の1切除!半年で回復?
病院に搬送された本並健治さんの、
手術やその後の回復はどうだったのでしょうか。
腎臓破裂ってどんな状態?
バイクの事故で、
身体を壁、電柱、立木などに強く打ちつけることで、
腎臓が破裂することもあります。
交通事故における腎臓損傷は、それなりの件数が発生しています。
自動車VS自動車の事故では、シートベルトによる損傷も経験しています。
腎外傷では、以下のようなことが起こります。
- あざができる軽度な挫傷
- 尿や血液が周辺組織に漏出する裂傷
- 尿や血液が周辺組織に漏出する破裂
- 腎動脈が切断される腎茎損傷
軽度の損傷であれば、
ベッド上で安静にしていただき保存的に経過を見ることもできますが、
中等度~高度の損傷の場合には、
細いカテーテルを用いて出血部位の塞栓術(止血術)を行います。
塞栓術でも出血のコントロールが困難な場合には、
損傷した腎臓を摘出する必要があります。
緊急手術で腎臓の4分の1を摘出
腎臓破裂は、強い外的力を受ける事で、
肋骨や脊椎などが圧迫されておこります。
軽度の場合、手術はせずに保存的に経過をみたり、
中度の場合はカテーテルで出血部を塞ぐ措置がされるそうです。
しかし本並健治さんは、すぐに開腹手術を行い、
腎臓の4分の1を摘出されています。
この手術の内容からも、重症だった事が伺えます。
本並健治さんが怪我を負ったのは、左側の腎臓。
手術により、左側の腎臓は4分の3が残っています。
スピード回復
本並健治さんの手術は無事成功。
「全治6ヶ月」という診断でした。
本並健治さんは手術後、驚異的な回復を見せています。
1993年7月に怪我を負い、7カ月後の
1994年3月には、現役復帰しています!
復帰直後は、怪我した部分を保護するために、
体にプロテクターを付けていました。
しかし動きづらくプレーに支障が出るという事で、
プロテクターをすぐに外したそうです。
起きてしまったことは変えられないけど、未来は自分次第で変えられる。
ミスをしたら、引きずるのではなく、「じゃあ次はどうする?」と考えるほうが自分にとってプラスになる。
これらは本並健治さんが発した名言です。
きっと腎臓破裂を乗り越えられたのも、
こういったポジティブな考えのおかげでしょうね!
現役復帰した1994年は、日本代表にも選ばれています。
スピード回復を見せた本並健治さんは、
事故当時を振り返って、このように語っています。
Jリーグが開幕してお客さんがたくさん入るようになって、
試合になるとアドレナリンが出まくっていたんだよね。
あの試合もそうだった。
痛みはもちろんあったけど、
最後までやらなきゃって思ったんだ。
引用:NumberWeb
人は興奮状態になると、アドレナリンが出て、
痛みを感じにくくなると言われています。
腎臓破裂という大怪我を負ったにも関わらず、
試合を続けたのは、相当な興奮状態だったのでしょう。
本並健治さんは、その後特に大きな怪我もなく、
ゴールキーパーとして大活躍していきます。
現役引退後
本並健治さんは、2001年に現役を引退しています。
腎臓破裂の大怪我の後遺症は、
歳を重ねてもないそうです。
以前、元サッカー選手で現在スポーツキャスターとして、
活躍している水内猛さんのYouTubeチャンネルに出演。
本並健治さんと水内猛さんは、
一緒にオンラインサッカー教室を開催する仲です。
本並健治さんは動画内で、
現役時代や現在の事を語っていました。
朝起きると身体ばボロボロだと語る本並健治さん。
これは、怪我の後遺症ではなく、
サッカーの後遺症だそうです。
現在も走る等運動は続けているそうです。
若さの秘密は継続した運動なのでしょう。
怪我の後遺症もなく、本当に良かったですね!
まとめ
スポーツ選手は怪我を負っても試合に出場することはよく聞きますが、本並健治さんが腎臓破裂の状態で試合継続した事は驚きです。
アスリートの根性は凄まじいものですね。
現在はこのような怪我を負う事はないと思うので、いつまでも元気にサッカー界で活躍してほしいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました!