屋比久翔平選手は、
レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級で東京オリンピックに出場。
今回は裁判になっていた事故について、
「屋比久翔平は加害者?」「事故の内容が悲惨」「被害者の谷口慧志の現在は?」
などをお伝えします。
どうぞ、ご覧ください。
目次
屋比久翔平は加害者?事故の内容が悲惨!
屋比久翔平は加害者?
提訴により損害賠償を求められる
屋比久翔平選手は、
レスリングの練習(スパーリング中)で起きた事故によって提訴されました。
それはレスリングの強化合宿中のことだったため、
- 屋比久翔平選手が所属する警備大手ALSOK(東京)
- 選手強化本部長だった栄和人氏
- ナショナルコーチとしての契約を結んでいた日本オリンピック委員会(JOC)
も訴えの対象となりました。
提訴したのは、
元学生王者(レスリング)で事故があった当時大学生の谷口慧志さんと母親。
事故が起きたのは、2017年。
計2億2600万円の損害賠償を求めて東京地裁に提訴したのは、2019年3月28日付。
判決は「請求棄却」
東京地裁は2021年4月26日、
請求を棄却する判決を言い渡しました。
裁判上は、
屋比久翔平選手は加害者とはならなかったのです。
このニュース(記事)の文章によると、
以下のようになっています。
谷口さん側の主張
「コーチの指示でほかの選手との接触を避けるため、
練習中断の合図として力を抜いたところを投げられた」
判決の指摘
「コーチの指示があったとは認められない」
判決の判断
「競技ルールで禁じられた技でもなく、事故は不可抗力というべきものだった」
事故の内容が悲惨!
谷口慧志さんは、
屋比久翔平選手に投げられて、
頭からマットに落ちて首を骨折。
谷口慧志さん側による状況の説明(訴状)
合宿には100人超の選手が参加。
マットの上は混雑。
谷口慧志さんは屋比久翔平選手を場外へ押し出そうとする際に、
マット上の隣の選手と接触するのを避けるため、
プレーを中断しようと力を抜いた。
屋比久翔平選手は中断に応じることなく、
力を抜いた谷口慧志さんの両腕を外側から抱え込み、
真後ろに投げる危険な技を仕掛けた。
その結果谷口慧志さんは、
頸髄を損傷して、両手足がマヒするなどの後遺症を負いました。
危険な技についてはルール統一がされていなかった?
屋比久翔平選手が仕掛けた技は、
谷口慧志さんが所属する大学では禁止されていた技でした。
しかし合宿では、
スパーリングのルール統一がされていなかったそうです。
被害者の谷口慧志の現在は頸髄損傷したまま?
「被害者の谷口慧志の現在は頸髄損傷したまま?」については、
明確に伝えているニュースは見当たりません。
東京地裁が請求を棄却する判決を言い渡しましたのは、
2021年4月26日。
事故が起きたのは2017年で、
計2億2600万円の損害賠償を求めて、
東京地裁に提訴したのは2019年3月28日付という状況から考えると、
谷口慧志さんは普通に生活できる身体ではないのだと思われます。
2019年3月28日付というのは、
谷口慧志さんが通学できていれば大学を卒業する時期です。
社会人になって仕事をできる状況ではなかったから、
訴訟を起こしたのかなとも考えられます。
日本レスリング協会のデータベースで確認できる谷口慧志さんの情報は、
以下の通り。
名前:谷口 慧志(たにぐち けいじ)
生年月日:1996年11月15日(2021年8月現在、24歳)
出身地:京都府
学歴:京都八幡高卒(拓殖大学を卒業できたかどうかは不明)
レスリングの戦績は、
「2017年全日本学生選手権で優勝」のあとは情報がありません。
2017年の事故でケガをした以降の谷口慧志さんについては、
まったく表には出てきていないというのが現状です。
2017年の週刊文春によるスクープとして、
谷口選手は現在、車椅子に乗ることを目標にリハビリに励んでいる最中。
と報道していたという情報はあります。
リハビリについて調べてみたところ、
手足(四肢)の麻痺が残った場合は、
その麻痺の程度によって、
独歩、杖歩行、車椅子での自立など、
本人に合わせたゴール(目標)が決められるようです。
谷口慧志さんは、
車椅子で生活できているかどうか?くらいなのでしょうね。
屋比久翔平の事故は隠蔽されてた?
屋比久翔平の事故は隠蔽されてた?
「屋比久翔平の事故は隠蔽されてた?」については、
事実はわかりません。
しかし週刊文春は、
次のように見ていたようです。
2017年に味の素ナショナルトレーニングセンター(東京都北区)で起きた事故について、
週刊文春の記事は次の通りに報道。
隠蔽について
日本レスリング協会の栄和人強化本部長をはじめ、
幹部らが、
事故について隠蔽しようとしていることは、
週刊文春は記事の冒頭で伝えています。
栄和人強化本部長の態度については、
栄氏は周囲に対し
「面倒なことになったから強化本部長を辞めたい」と漏らしているという。
と週刊文春は文章にしています。
栄和人強化本部長は、
責任のなすりつけ合あいなんてしていないよ。
と答えるにとどまっていた様子でした。
栄和人のパワハラも発覚
2018年に、栄和人氏のパワハラも発覚。
2018年1月に、
伊調馨選手の代理人により、
「栄監督からパワハラを受けた」
と内閣府公益認定等委員会に告発状が提出されました。
栄和人氏と日本レスリング協会は、否定。
そのあとに第三者委員会が設置され、
日本レスリング協会に調査結果が報告され、
パワハラがあったことは認定されています。
栄和人氏は、強化本部長を辞任。
その2018年6月には、
栄和人氏は至学館大のレスリング部監督を解任されたものの、
翌年の2019年12月には監督に復帰しています。
屋比久翔平の現在
屋比久翔平選手は、
東京オリンピック・レスリング男子グレコローマンスタイル77キロ級2回戦で、
ハンガリーの選手に敗れました。
事故についてのコメントはありません。
まとめ
スポーツ界は全体的に問題が多いですが、
日本レスリング協会もスッキリしない状況が続いています。
谷口慧志さんの人生について、
屋比久翔平選手はどのように思っているのでしょうね。