ゴルフ界の新星、笹生優花プロ。
その力強いスイングもさることながら、気になるのは帽子の「刀」。
今回は笹生優花プロのスポンサーについて調べてみました。
目次
笹生優花のスポンサーは刀専門店「銀座長州屋」
笹生優花プロは、2001年6月20日生まれの19歳。
2019年のプロテストに合格し、今年はプロ2年目にあたります。
2021年現在のスポンサーは4つあります。
- 「ICTSI」
- ロックペイント株式会社
- 有限会社サンヴァリィ
- 銀座長州屋
ではそれぞれについて詳しく紹介していきます。
「ICTSI」
メインスポンサーは「ICTSI」という
フィリピン・マニラに本社がある港湾運営の大手企業。
正式名称は「インターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービシズ」という会社です。
フィリピン最大の多国籍および多国籍企業であり、
アジア太平洋、南北アメリカ、ヨーロッパ、中東、
アフリカの先進国と新興市場国の両方で事業を確立しています。
笹生優花プロはフィリピンと日本の二重国籍ですので、
フィリピンの企業がメインスポンサーになっているようです。
ロックペイント株式会社
2つめのスポンサーはロックペイント株式会社。
2020年にスポンサー契約をしました。
こちらは塗料のメーカーとして有名な大手企業です。
大阪府大阪市西淀川区姫島に本社を置き、
塗料の製造販売をおこなう企業です。
1929年創業して以来、
自動車補修用塗料の中心的存在としてその名を広く知られています。
有限会社サンヴァリィ
3つめのスポンサーは有限会社サンヴァリィ。
こちらはパターブランド「ピレッティ」の国内正規販売代理店です。
なので笹生優花プロは、ピレッティのパターを使用しています。
銀座長州屋
4つめのスポンサーは、なんと日本刀専門店の銀座長州屋。
銀座三丁目に自社ビル店舗を構える日本刀の専門店です。
1986年創刊の日本刀通信販売誌・月刊「銀座情報」を発行しています。
2020年3月にスポンサー契約をしました。
笹生優花プロの帽子のつばにはしっかりと「刀」の文字が入れられています。
かっこいいデザインですよね。
続いては、帽子の「刀」に込められている意味をご紹介します。
笹生優花と銀座長州屋が契約を結んだきっかけは?
笹生優花と銀座長州屋の出会いのきっかけ
そもそも、なぜ銀座長州屋は笹生優花のスポンサーとなったのでしょうか。
銀座長州屋といえば、
銀座の一等地に店を構える老舗中の老舗の日本刀専門店。
なんと、1986年から日本刀の通信販売誌「銀座情報」を発行し続けています。
代表取締役の深海信彦社長によると、
社長が初めて笹生優花プロの存在を知ったのは2015年。
自身もゴルフをプレーすることからゴルフ関係者を通じて、
「すごい少女がいる」とうわさを耳にしたという。
2019年に初対面し、
笹生優花プロの瞳がタイガー・ウッズ選手と同じ瞳をしていたと感じた社長は、
一目見て、
「これは並の人間じゃないな。この子なら宣伝効果がなくても支援したい。やりがいのある子だな」
と直感したそうです。
笹生優花とスポンサー契約を締結
深海社長も、笹生優花プロのスイングを初めて見たとき、
安定して、何度も同じスイングで球を遠くに飛ばすことができることに、
付け焼き刃ではない実力を見ました。
「素直で明るく、細かいことにはこだわらない」という性格や、
ゴルフ一筋に真剣に取り組むところにも、
人間としての魅力を感じたといいます。
刀好きの顧客にゴルフ好きはなかなかいないので、
宣伝にはならないかもしれませんが、
笹生優花プロにすっかり魅入られた深海社長は、
初めてゴルフ選手とスポンサー契約を結ぶことを決めました。
そして、笹生優花プロがプロ1年目の2020年2月からスポンサー契約を結びました。
社長が笹生優花プロをジャンボ尾崎プロに紹介
その後、社長は笹生優花選手にジャンボ尾崎プロに紹介したそうです。
2014年頃、ゴルフ関係者からジャンボ尾崎プロに、
「フィリピンに凄い選手がいるが練習拠点がないためジャンボ尾崎プロのところで練習させてほしい」
との打診があったのだそうです。
しかし、当時ジャンボ尾崎プロは女子を教えてはいなかったので、
一度はお断りすることになりました。
ところが、ジャンボ尾崎プロが女子も指導するようになったため、
晴れて笹生優花プロは2019年11月からジャンボ尾崎プロに師事することになりました。
笹生優花プロのスイングを見たジャンボ尾崎プロは、
「これは凄いな」と舌を巻いていたといいます。
笹生優花の帽子の「刀」の意味は?
銀座長州屋とスポンサー契約を結び、
笹生優花プロのキャップには会社名と共に、
ツバの部分に「刀」の文字が入れられるようになりました。
ツバは刀の「鍔(つば)」でもあります。
鍔は、刀剣の柄と刀身との間に挟んで、
柄を握る手を防護する部位もしくは部具の名称です。
この帽子の「刀」には、
決戦に臨む武士のように一打一打に命を懸け、真剣勝負をする、
という意味が込められているそうです。
笹生優花プロも、2021年現在は日本とフィリピンの二重国籍ですが、
「22歳になったら日本国籍を取る」と話しており、
日本の文化などを理解しようという気持ちを強く持っているそうです。
笹生優花プロは父の影響で刀好きになった?
銀座長州屋が笹生優花プロのスポンサーについた背景には、
笹生優花プロの父親の影響があったようです。
笹生優花プロの父親の正和さんは、
時代劇ファンであることをきっかけに、
日本刀に目覚めたのだそうです。
深海社長も、正和さんは日本刀に詳しく、
手入れや整備をできるだけの知識も豊富だと話しています。
笹生優花プロも父親の影響で日本刀に興味を持ち、
二人で銀座長州屋へ足を運んだこともあったそうです。
そして抜刀や納刀をやってみたくなった笹生優花プロは、
12歳の頃に、小さな体に不釣り合いな模造刀を買ってもらい、
一生懸命練習していたといいます。
キャップにデザインされている、
大好きな日本刀を意味する「刀」の文字は
きっと笹生優花プロのお気に入りでしょう。
「キャップの刀が格好いい」というネット上の書き込みもたくさんあります。
笹生優花選手のキャップの『刀』いいよね。
— なおざる (@naozaru390) June 8, 2021
そりゃ優勝インタビューは英語だわね。
涙の優勝インタビュー。
史上最年少優勝おめでとう!
「刀」がかっこいい!#笹生優花 #全米女子オープンゴルフ— Minny (@saint_minny) June 6, 2021
世界各国で「刀」の入ったキャップでプレーすることで、
日本刀に興味をもつ海外のゴルフファンも増えていくかもしれません。
大好きな「刀」と共に、一打一打集中して頑張ってほしいと思います。
まとめ
笹生優花プロはまだまだプロ2年目。
活躍するのはこれからです。
大好きな「刀」の文字と共に、世界を股にかけたプレーを、
私たちに見せつけてほしいと思います。