先日辞任された山田真貴子前内閣広報官の後任として、
2021年3月3日に小野日子(おのひかりこ)さんが選ばれました。
そこで気になるのが小野日子さんがどんな方なのかですよね。
今回は、後任となった小野日子さんの大学などの学歴や経歴、wikiプロフィールなどについて調査しました。
目次
小野日子は外務副報道官に任命
山田真貴子さんの接待問題は、連日話題となっていましたよね。
この問題は、総務審議官だった当時に、
菅義偉(すがよしひで)首相の長男、正剛(せいごう)さんが勤める放送事業会社「東北新社」から7万円超の会食接待を受けていたというものでした。
山田真貴子さんは2021年3月1日に体調不良を理由として辞職しています。
2021年3月3日、
辞任してしまった山田真貴子さんの後任に外務省の小野日子(ひかりこ)さんを充てることが決定しました。
女性初の内閣広報官に起用された山田真貴子さんの後任として、女性で中央省庁の官僚を中心に人選を進めていたそうです。
小野日子の学歴!一橋大学卒で雅子様が先輩
小野日子さんは1988年に外務省に入省し、これまで外交官として活躍してきました。
実は、皇后雅子様も結婚前は外交官でした。
小野日子さんは雅子様の1年下の後輩です。
実は、ひとつ上の代に皇太子妃の雅子様がいらっしゃったのですが、当時は女性外交官の採用がせいぜい1人から3人。雅子様は“外交官の卵”ということで、雑誌などでも特集されていました。
引用元:https://dual.nikkei.com/article/029/92/
雅子様も男性社会で、女性外交官として活躍されていた一人だったのですね。
そんな小野日子さんの学歴ですが、
大学は一橋大学、中学と高校は女子学院中学・高校だそうです。
では、それぞれについて詳しく紹介していきます。
小野日子の大学
小野日子さんは一橋大学社会学部を卒業しています。
社会学部の偏差値は67.5です。
一橋大学は、政治学が社会学部のなかに置かれている大変珍しい大学です。
他大学では政治学に含まれる国際関係論や行政学は、法学部で開講されています。
ですから一橋大学の政治学は、政治家や官僚を養成するための「国家学としての政治学」ではなく、
主権者である市民に不可欠な総合的教養を身につけるための「市民社会の政治学」を志向としているそうです。
これまでに多くの政治家を輩出しています。
小野日子の中学・高校
小野日子さんは女子学院中学・高校を卒業しています。
偏差値は71前後です。
女子学院は中高一貫校の私立学校で、プロテスタント系の学校です。
また、高校では外部から生徒を募集していないので、完全なる中高一貫校です。
女子学院の学費は1年間で約80万円前後で、任意の寄付金は1口10万円からとなっています。
中学から高校までの6年間で約600万円かかるので、小野日子さんはお嬢様育ちかもしれませんね。
小野日子(おのひかりこ)のwikiプロフィール&経歴
後任となった小野日子さんはどんな方なのかを調べてみました。
- 名前:小野日子(おの ひかりこ)
- 生年月日:1965年生まれ
- 年齢:55歳(2021年時)
- 出身:東京都
- 出身大学:一橋大学社会学部卒業
小野日子さんは、1988年に一橋大卒業しています。
一橋大学社会学部の偏差値は、 67.5と優秀だったことがわかりますね。
大学卒業後は、外務省に入省しました。
その後、
- 内閣副広報官
- 官邸国際広報室長
- 東京五輪・パラリンピック大会組織委員会スポークスパーソン
を歴任してきました。
もっと詳しい経歴はこんな感じです。
広報分野での実績や首相官邸での勤務経験も評価され、今回の後任に選ばれたようです。
小野日子が外交官を目指したきっかけ
外交官を目指したきっかけは、
高校時代に女性外交官になった方の新聞記事を読んだことだそうです。
高校時代に、女性外交官になった5学年上の先輩を紹介する新聞記事を読んだこと。そのとき初めて外交官という仕事を知りました。その後、一橋大学に進学したところ、周囲の男子学生達がとにかくパワフル。楽天の三木谷君(会長兼社長の三木谷浩史氏)をはじめ、皆が「とにかく挑戦しよう」という気迫に満ちていて、私もそのパワーに背中を押されて、外交官試験を受けてみようと思ったんです。
引用元:https://dual.nikkei.com/article/029/92/
小野日子さんが外交官の試験を受けた当時、
外交官試験を合格した、いわゆるキャリア官僚の同期25人のうち、女性は小野日子さん1人だけだったそうです。
まだ女性外交官が珍しい時代だったようですね。
ちなみに現在は、25人中7~8人、つまり3割近くが女性のようで、小野日子さんの頃よりだいぶ増えたようですよ。
現在の旦那さんは、その頃の同期のようです。
これまでの仕事では、1年間で地球を6周以上も回るようなこともあり、
かなりハードなお仕事だったようです。
そのため妊娠&出産も海外で行ったようですよ。
男性社会の中で、外交官として働き続けて妊娠&出産をされたのはかなり大変だったと思います。
上司から理解のない言葉をかけられたことも多々あったそうです。
まだ女性が少ない時代で、私は女性としては20人目のキャリア外交官でした。ママ外交官としては、5人目だったと思います。確かに、まだ理解のない上司もいましたね。最近は減ってきていると思いますが、育児明けで復帰した後、「本当に君達みたいな人の置き場には困る」と言われたこともありました。
一番辛かったのは、いつも独身女性と比べられて「独身女性のように夜中とか土日も働けて、幹部に誘われたときにはちゃんと飲み会にも行ける人じゃないとダメだ」と何度も言われたこと。それだけ言われてしまうと、こんな自分が働き続けていていいのだろうか……、と思ってしまうものです。
引用元:https://dual.nikkei.com/article/029/92/
上司にはひどい言葉を言われ、
旦那さんも積極的に育児に参加してくれる方ではなかったようで、大変苦労されたのでしょう。
「独身女性のように夜中とか土日も働けて、幹部に誘われたときにはちゃんと飲み会にも行ける人じゃないとダメだ」
なんて、現在ではパワハラで訴えられそうな言動ですね。
よく耐えたと思います。
ちなみに1日のスケジュールはこんな感じです。
かなり忙しいですね。
このように小野日子さんは、女性が外交官としても働けるように先駆けを作ってくれた方なのでしょうね。
まとめ
今回は、後任となった小野日子さんの経歴などについてまとめました。
山田真貴子さんの代わりに、女性内閣広報官として頑張っていただきたいですね。