栗原類さんは、
エヴァーグリーン・エンタテイメント所属のモデル。
俳優として、
ドラマや映画、舞台などにも出演しています。
今回は、栗原類さんと両親の話。
このページでは、
「栗原類と母親は親子でADHD?」
「栗原類の父親はイギリス人で事故死した?」
「栗原類と家族のエピソード」などについてお伝えします。
どうぞ、ご覧ください。
目次
栗原類と母親は親子でADHD?
栗原類と母親は親子でADHD?
栗原類さんと母親は、
親子でADHDであることはメディアを通して公表しています。
ずばりのタイトルで、
『朝日新聞デジタル』では次のような記事になっていました。
こちらに書かれている話によると、
母親の泉さんはシングルマザーとして通訳などの仕事をしながら、
(栗原)類さんを育ててきたそうです。
「発達障害」については類さんが8歳のときに、
当時住んでいた米国の小学校で指摘され、
市の教育委員会のテストを受けたと説明されています。
同時に母親の泉さんも発達障害の指摘を受けたと、
取材の中で明かされていました。
発達障害のタイプの違いについて、
- 「母親の泉さんは落ち着きがないタイプ」
- 「類さんは、じっとしているタイプ」
ということで、
母親の泉さんは症状の違いを理解することから始めたと言葉にしています。
誤解のないように、
母親の泉さんの補足説明をしておきますね。
泉さんは発達障害の自覚はなかったとしながら、
「振り返ると、忘れ物が多かったり、集団行動が苦手だったりした」
「社会経験を重ね、日常生活で困ることはなかった」と振り返っていました。
『東洋経済オンライン』に、
翻訳家、通訳、音楽ジャーナリストでもある泉さんのプロフィールがまとめられています。
「2018/09/24 8:00」配信の「東洋経済オンライン」の記事では、
近年の親子ツーショットが見られました。
栗原類と母親の発達障害に関する著書
【母親・栗原泉さんのおもな著書】
- 中世ヨーロッパの城の生活(翻訳)
- 中世ヨーロッパの結婚と家族(翻訳)
- キレイならいいのか――ビューティ・バイアス(翻訳)
- ピュリツァー賞作家が明かす ノンフィクションの技法(翻訳)
- 偏見と差別の解剖(翻訳)
- 忘れられたジェノサイド(翻訳)
- ブレない子育て 発達障害の子(手記)
栗原類さんと泉さんと同じく、親子で発達障害の母親は、
泉さんの著書を読んで心に響いた言葉を紹介しています。
その言葉は「私と子供達は別々の個性を持った人間」という部分で、
当たり前に気付かなかったとも話していましたね。
栗原類さんも発達障害の人に「無理をしない」ことをアドバイスしていて、
とにかく自分のキャパシティを超えないようにすることが大切だと話しています。
泉さんと栗原類さんの発達障害の症状は違うので、
お互いにない部分を補いながら楽しく生活していますね。
発達障害だからと悲観するだけでは人生も楽しくないので、
いかに自分の個性を表現していけるかが大切だと思います。
まだまだ日本社会は発達障害に対する偏見があるのも事実で、
栗原類さんも幼少期からイジメられていた苦い過去もあります。
しかし発達障害を抱えながら世界で活躍する著名人も多く、
「普通の人」より遥かに才能豊かなケースも多いのは間違いありませんね。
栗原類の母親は翻訳者!
栗原類さんの母親の泉さんは音楽関係の翻訳家として、
海外の人気アーティストとも交流があり音楽業界では知られた存在です。
海外ミュージシャンが来日した際にも通訳を担当していて、
リアム・ギャラガーやポール・ウェラーとは現在も交流があるそうです。
栗原類さんが流暢な英語を話せるの泉さんの影響が大きく、
幼い頃から翻訳家の泉さんと接してきたことで英語ペラペラですね。
栗原類さんは6歳から11歳までをアメリカで過ごしているので、
本場の英語が身近にある環境だったのも英語が話せる大きな要因だと思います。
栗原類さんが発達障害だったこともあり泉さんは日本に移住し、
超学歴社会であるアメリカより伸び伸びと生活できる日本に移住したとされます。
泉さんは栗原類さんを産む前はフリーターのような生活を送っていましたが、
栗原類さんを育てるために通訳の仕事を始めています。
翻訳家という仕事柄もあり日本とアメリカを行き来し、
仕事だけでも大変な中で子育てとの両立には頭が下がります。
ただ想像するに泉さんにとっては苦労というよりも、
栗原類さんが成長していく姿が何より心の原動力だった気がします。
発達障害の栗原類さんを決して甘やかすことはなく、
泉さんは栗原類さんの将来のために厳しく接してきましたね。
「発達障害だから出来ない」と最初から諦めるのではなく、
出来ることを伸ばしていく考え方は見習う部分が多くあります。
栗原類の父親はイギリス人で事故死した?
栗原類の父親はイギリス人で事故死した?
「栗原類の父親はイギリス人で事故死した」については、
2014年5月4日放送の『ホムカミ〜ニッポン大好き外国人 世界の村に里帰り〜』で、
栗原類さんがルーツをたどって判明したようです。
栗原類さんが生まれたあと、
間もなくして父親は旅先で事故によって亡くなったとだけネット上で伝えられています。
父親が亡くなった経緯の詳細が発見できないので、
自動車による事故なのか、転落事故なのか、
そのあたりのことは不明です。
一部の噂としては、
オーバードーズ(何らかの薬の過剰摂取)が原因で事故を起こしたという話もあります。
デマかどうかの確認も難しいです。
栗原類と父親はそっくり!【顔画像】
番組(ホムカミ)では栗原類さんはイギリスを訪問して、
父親の兄にあたる人に会っています。
「ホムカミ」の放送中には、
栗原類さんの父親の若い頃の顔画像が紹介されていたようです。
このとき、
栗原類さんも初めて父親の顔を見たという話でした。
父親の名前はマーティンさんで見た目も栗原類さんにそっくりで、
目元や鼻筋がシュッとしている感じは親子だなと思いますね。
マーティンさんを知る人によれば栗原類さんの表情や雰囲気など、
マーティンさんを見ていると錯覚するほど似ているそうです。
父親の名前は、「マーチンホワイト」。
「(父親が)パブのシェフとして住み込みで働きながら、
「サウンドエンジニアをめざしていた」という話も栗原類さんは知ります。
サウンドエンジニアをめざしていた栗原類さんの父親は、
「専門学校」で音響について学んでいたそうです。
母親の泉さんは音楽ライターをめざして留学。
専門学校ではクラスメイトでもあったということでした。
栗原類さんは、
父親のことを知っている女性に会います。
しかし女性は、
二人の別れの真相を知りませんでした。
伯父さん(父親の兄)は、
父親が生後3週間の類さんの写真を持っていたことを明かしました。
そして、真実を告白。
栗原類さんの母親に「弟は父親になれない」と告げたのは、
伯父さん(父親の兄)だったのです。
出産について母親の泉さんは、
次のように「日経xwoman」の取材で答えていました。
ロンドン留学中に類の父親である英国人男性と知り合いましたが、
交際は長く続きませんでした。妊娠に気づいたのは彼と別れた後。
本当はそのままロンドンで類を産みたかったのですが、
費用やビザの問題もあって出産直前に日本に帰国し、出産しました。
栗原類と家族のエピソード
栗原類さんと家族のエピソードは、
メディアを通して明かされている母親の子育ての話になります。
校長先生を黙らせた!
母親の泉さんの話。
息子の栗原類さんが小学校3年生のころ、一時帰国。
公立小学校の校長先生から、
「類くんだけ自分の名前が漢字で書けません」
と言われた瞬間に、
「でも、自分の名前をアルファベットで書ける子は類しかいないですよね」
と切り返したそうです。
その様子について母親の泉さんは取材(インタビューの中)で、
「黙らせたことがあります」と表現していました。
母親の泉さんは、
自分の考えを次のように述べています。
そのコミュニケーションは、
「いい親」とは思われないかもしれません。
でも、私はふだんから子どものいい部分を見つける努力をしていたからこそ、
その場ですぐに切り返すことができたのです。
「みんながやっているから」という理由で選択しない
母親の泉さんは子育てについて、
「準備不足を反省することもありました」と明かしています。
- 息子の栗原類さんは小学校1年生で留年している。
- 中学では不登校を経験。
- 高校受験も失敗。
ということもあったそうです。
母親の泉さんが大切にしてきたのは、
「みんながやっているから」という理由で(息子が進む)道を選択しないこと。
たとえば、
みんなは受験勉強を最優先させているけれど、
息子の類さんにとって、
「それが最善の選択なのだろうか?」と考えるようにしたそうです。
発達障害の特性のひとつとして好きなことは頑張れるけど、
興味がないものには集中できないというのがあることから、
母親の泉さんは、
次のような選択をしてことをインタビューで答えています。
苦手な勉強をするために高い塾代を支払うよりも、
親子でいろいろな国を訪れて、たくさんの文化や芸術に触れて、
母親の泉さんが伝えられることを伝えていくことを優先した。
栗原類が11歳で俳優になりたいと言い出したとき
栗原類さんが11歳で俳優になりたいと言い出したときも、
向き不向きでいえば「向いていない」とは母親の泉さんも思ったそうです。
しかし「嫌いな勉強よりも、頑張れるよね」と考え、
モデルやタレントのキャリアを優先させ、
俳優の道に進めるよう応援した。
と親子で発達障害に向き合あってきたことを明かしています。
俳優の仕事をもらえるようになってからも、
表情から感情を読み取るのが苦手な息子の類さんといっしょに、
テレビドラマを見ながら俳優の表情を読み取る訓練をしているそうです。
まとめ
栗原類さんの母親も発達障害であると告白していますが、
栗原類さんと同時に母親も発達障害と診断されていますね。
栗原類さんの子育てについて書かれた手記の中でも、
「周囲の雑音に振り回されない知識を持つ」という言葉が印象的でした。
発達障害だから普通の人より劣るという発想が間違いで、
よく耳にする「普通の人」とは何なのかを考えさせられますね。